「倉庫のシャッターが開かず、荷物の出し入れができない」「工場のシャッターが閉まらず、夜間の管理が心配」——倉庫や工場のシャッターが故障すると、出荷や作業が止まり、仕事全体に大きな影響が出てしまいます。
この記事では、倉庫・工場のシャッターが故障したときの対応の流れと、業者に伝えるとよい情報、故障を防ぐための管理のポイントをまとめました。
倉庫・工場のシャッターの特徴
倉庫や工場で使われるシャッターは、住宅用に比べて大きく重いものが多く、電動で動かす「重量シャッター」が一般的です。フォークリフトやトラックが頻繁に出入りするため、接触によるスラット(シャッターの板)やレールの変形も起きやすくなります。重量があるぶん、故障したまま無理に動かすと危険も大きいため、対応には注意が必要です。
故障したときの対応の流れ
周囲の安全を確保する
重量シャッターが途中で止まっている場合、急に落ちてくるおそれがあります。シャッターの下に人が入らないよう、カラーコーンやバーで立入禁止にしておきましょう。フォークリフトの通行ルートも一時的に変更します。
電源と操作盤を確認する
ブレーカーが落ちていないか、操作盤の非常停止ボタンが押されたままになっていないかを確認します。それでも動かない場合は、制御盤や開閉機(モーター)の故障が考えられます。制御盤のカバーを開けて触ることは、感電のおそれがあるため避けましょう。
修理業者に連絡する
重量シャッターの修理は専門の技術が必要です。業者に連絡するときは、次の情報を伝えると対応がスムーズです。
- シャッターのおおよその大きさ(幅・高さ)と、メーカー名(シャッター本体や操作盤のシールに記載されていることが多いです)
- 症状(開かない・閉まらない・途中で止まる・異音がするなど)と、いつから起きているか
- フォークリフトなどがぶつかった心当たりがあるか
- 作業できる時間帯や、立ち会いの担当者

防火シャッターの場合は特に注意
倉庫や工場には、火災のときに自動で閉まって延焼を防ぐ「防火シャッター」が設置されていることがあります。防火シャッターは建物の安全にかかわる重要な設備のため、故障したときに自分で操作したり、閉まらないようにしたりするのは避け、専門業者に相談しましょう。また、防火シャッターなどの防火設備は、法律で定期的な検査と報告が必要とされています。検査についても、あわせて相談しておくと安心です。
故障を防ぐための管理のポイント
- 接触を防ぐ工夫をする:レールの前にガードを設けたり、床に誘導ラインを引いたりすると、フォークリフトなどの接触を減らせます。
- 小さな異変を共有する:「動きが遅い」「異音がする」「止まる位置がずれる」といった変化に気づいたら、担当者に伝えるルールを決めておきましょう。
- 定期的に点検する:開閉の回数が多いシャッターほど部品の消耗も早くなります。定期点検で早めに部品を交換すると、急な故障で業務が止まるリスクを減らせます。
- 修理業者の連絡先を決めておく:いざというときにすぐ連絡できるよう、連絡先を現場に掲示しておくと安心です。

まとめ
倉庫・工場のシャッターが故障したら、まずシャッターの下に人が入らないよう安全を確保し、電源や操作盤を確認しましょう。重量シャッターや防火シャッターは無理に動かさず、大きさやメーカー、症状を伝えて専門業者に相談するのが安心です。日頃から接触を防ぐ工夫と定期点検をしておくことで、急な故障による業務の停止を防ぎやすくなります。
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